> 食材辞典 > 「トマトが赤くなると医者が青くなる」ほど、栄養の高いトマトのお話し
「これがイイ!きっとこれが一番おいしくできるミニトマトだ!いや、こっちじゃない?」なんて盛り上がっていたので、品種の違うものを3つ買い、その足で家の裏庭にある畑へ〜♪
シャベルで土を掘っていると、大きなみみずが登場!最初はビックリしていた子どもたちですが、みみずを触りたかったようでおそるおそる手を土の中へ。手が真っ黒になるまで土の感触を楽しんだり、みみずと一緒に遊んでいました。その後、一緒にシャベルで土を掘り、苗をいれてからは「お布団をかけてあげるみたいに優しくかけてあげると喜ぶんだって〜知ってた?」と娘に言われ、私の知らないところでこんな素敵なことを教わっているんだなと嬉しく思いました。
最近はトマトと一口に言っても、様々な品種が出まわっていますよね。今日はこれにしようかなと食べ比べするのも楽しいかもしれません♪
年中スーパーで買うことのできるトマトはハウス栽培のものが多く、露地栽培のおいしい時期は6〜9月です。
リコピン、ビタミンC、ビタミンA、が豊富です。
トマトの赤色はリコピンという成分で、リコピンには有害な活性酵素の働きを抑える強い抗酸化作用があり、ガンや動脈硬化などを予防する効果が高いことがわかっています。
ビタミンCやビタミンAのほか血圧を下げるカリウム、ルチン、脂肪の代謝を助けるビタミンB6なども含まれています。
色づきがよく、実が締まったものを選びましょう。
枝について完熟したトマトは、味がよくビタミンCも豊富ですが、お店に並ぶものの多くは日持ちを考慮しているので、緑色が残る状態で収穫されています。しかし、トマトには追熟といって収穫後も20度以上の環境にあれば色づく性質があります。枝に付いたまま完熟させた方が、栄養価は優れていますが、熟した時点で糖度が決まるので、緑色のトマトを購入しても温度管理をすれば甘みは期待できます。
お店で選ぶ際に、熟し具合を比較するのは難しいかもしれませんが、収穫後に時間が経っているものはヘタが乾いていたり黒ずんでいます。
ヘタを下にして並べるようにして、ビニール袋に入れて冷蔵庫で2〜3日。冷やしすぎると味が落ちるので気をつけましょう。
切ったりせずに丸のまま冷凍保存も可能です。冷凍されたものを取り出して冷水につけておくと皮がつるんとむけます。ソースや煮込み様に活用できますよ。
トマトは離乳食初期から食べさせてあげられます。トマトの皮は赤ちゃんには消化が難しいので必ず湯むきしてあげましょう。
湯むきして種をとったトマトを、細かく刻み裏ごしかすりつぶします。
湯むきだけでは火が通っていないこともあるので、電子レンジで加熱するのがおススメ!
加熱することで酸味がやわらぎ、赤ちゃんも食べやすくなります。おかゆに混ぜたり、人参やかぼちゃなどの少し甘みのある野菜と合わせてあげるのも良いですね。
7〜8か月になると生でも食べられるようになります。
湯むきしたトマトを細かく切ってそのままあげてもよいですし、トマトソースやトマトスープにしてお肉や野菜と一緒に食べるのもおススメです。
ヨーロッパでは「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるほど、トマトには栄養がたっぷり。おいしいトマトを食べて健康的になりましょう!
トマトには発ガン予防に有効とされるビタミンCや、整腸作用のあるペクチン、高血圧に有効なカリウムなどの栄養素を含んでいます。
トマトの皮の部分にある、黄色の色素にはカロテン、赤い色素にはリコピンが含まれ、どちらもピンク系より赤系トマトに豊富に含まれています。リコピンには有害な活性酸素の働きを抑える強い抗酸化作用があり、ガンや動脈硬化などを予防する効果が高いことがわかっています。
世界各地で親しまれてきたトマト。日本には江戸時代に渡ってきたとされ、当時は「赤ナス」と呼ばれ観賞用でした。食用として広まったのは明治末。昭和になってから本格的に栽培されるようになりました。
近年では、従来のハウス栽培でもかなり高糖度の果実が育つように、品種改良が進んでいます。このフルーツトマトもスーパーのトマトバイキングのコーナーで見かけますが、他にも初めて見るようなトマトが並んでいたりしませんか?
代表的なトマトの品種を紹介します♪
こくみラウンド・・・大玉よりも一回り小さい丸型のトマト。生食でも調理でもOK!
にたきこま・・・プラム型の加熱調理むきの品種。煮くずれしにくく、とろみが強くて色も味も濃厚です。
イタリアン・・・調理用トマト。果肉が厚く、うまみ成分を多く含んでいます。
ピッコラルージュ・・・濃厚な甘みとコクがあり、とくに生食がおいしいです。
アイコ・・・通常の2倍のリコピンを含むプラム型のミニトマト。調理にも生食にも!
ブラック・・・皮が黒っぽいミニトマトです。リコピンの他にアントシアニンも含みます。
グリーン・・・完熟しても赤くならない緑色の品種。リコピンを含んでいないトマト。サルサソースにおすすめです!
マイクロミニ・・・果実の大きさは直径8〜10mmと小さなトマト。そのままソースなどにしても。
フルーツルビー・・・糖度がとても高いので一口含むと果物のような甘さが広がるのが特徴。
フルーツゴールド・・・オレンジ色の中玉トマト。酸味が少なく、高糖度で甘さが際立ちます。
フルーツイエロー・・・黄色いミニトマト。小粒で酸味が少なく、高糖度で皮がやわらかい。子どもにも人気の品種。
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