mogmagWEB トップページ > 食材辞典 > ニンジン嫌いよサヨウナラ!ちょっとした工夫でパクパク食べれる様になる?

食材辞典

ニンジン嫌いよサヨウナラ!ちょっとした工夫でパクパク食べれる様になる?

2017.01.27
たてまゆ WRITER

たてまゆ

色鮮やかで食卓やお弁当箱の中をキレイに彩ってくれる人参。

今では一年中手に入れることができる食材ですが、一番美味しい時期があることを知っていますか?
人参が苦手なお子さんも、ちょっとした工夫でパクパク食べてくれる日がくるかも!?

人参の美味しい食べ方や栄養、離乳食でのポイントについてご紹介します



 

一年中お店で見かける人参ですが、秋から冬にかけてが、甘味や栄養成分から見ると最も美味しい時期と言われています。

生産は北海道、千葉、徳島が主な産地です。

春から夏にかけては千葉、徳島、秋は主にここ北海道で収穫されていますよ。

 

栄養素

人参にはカロテン(ビタミンA)が豊富です。カロテンは、免疫機能を高め、皮膚や粘膜を正常に保ち、疲れ目にも効果的といわれています。また、カリウムが豊富で、利尿作用があります。骨や歯を強くするカルシウム、便秘の予防や解消に効く食物繊維なども比較的多く含まれています。

 

選び方

495972023ff3131ba5e315b7aec1ee19_s-compressor
表面に傷やひび割れがなく、あまり先が細くなっていないものが良品です。

葉が付いているものは、葉先まで活き活きしていて枯れていないものを。葉が付いていない場合は切り口が茶色くなっていない新しいものを選びましょう。

最近はベビーキャロットという小さな人参も売られています。甘みが強く食べやすいので離乳食にもおススメですよ。

 

保存方法

一本のまま保存する場合は乾燥を防ぐため、新聞紙などで包み、冷蔵庫に入れます。寒い時期は新聞紙に包み、箱のまま冷暗所に置いておいてOKです!

葉が付いているものは、葉の部分を根元から切り落とし、別々に保存します。切り口からいたむので、ラップで包んで冷蔵庫に入れましょう。長く置くと傷むので3〜4日で使い切るようにしましょう。かためにゆでて、冷凍保存してもOKです。

 

離乳食メモ

71f5b9d82cdd080c1a149ed8a4fa323c_s-compressor
人参は離乳食初期から食べられます!甘みのある人参とあわせるのは、同じく甘味のある果物がおススメ◎
すりおろしたりんごやみかんと合わせると、混ぜた時にキレイな色がそのままに、さらに甘みが増えて、赤ちゃんの目にも楽しいですね。

 

01syoki-2

柔らかく茹でて、ブレンダーでペースト状にします。ブレンダーをお持ちでない方はすり鉢でつぶしたり、フォークの背でつぶしてペースト状にすることもできます。たくさん作ったら製氷皿などで冷凍すると便利ですよ♪

とうふと人参でつくる白和えや、おかゆに混ぜて人参がゆにするのもよいでしょう。



02tyuuki

歯茎でつぶせる程度の柔らかさになるまで茹でてみじん切りにします。

ひきわり納豆とみじん切りにした人参を混ぜると、納豆の彩りがあざやかになり、栄養もアップします。

 

 

03kouki

3〜4ミリ角の大きさでも食べられるようになります。レンジでも加熱が可能ですが、大きさや柔らかさはお子さんの離乳食の進み具合にあわせてあげましょう。

刻んだものを炊き込みご飯に混ぜたり、すりおろした物をパンケーキに入れて人参パンケーキにするとお子さんも食べやすいですね。

 

食べ方のポイント

人参は、

1)お鍋で茹でる
2)電子レンジ
3)炊飯器
の3つの加熱方法があります。

1)お鍋で茹でる場合は、皮をむいてお水から茹でます。

2)電子レンジを利用する場合は、耐熱容器に人参と少しの水を入れ、
  ふんわりとラップをかけて2〜3分加熱します。

3)炊飯器は、普段お米を炊くようにお米とお水をセットし、そこに、人参を置き炊飯ボタンを押します。

電子レンジと炊飯器は火を使わずに調理をできるので、ママの手間が減りますね!

人参に含まれるカロテンは、油と一緒に調理することで吸収率が上がります。また、カロテンは皮の近くに多く含まれているので、できるだけ薄く皮をむきましょう。ケーキやパンにも使えるのでおやつにも利用することもできますよ。

人参は好き嫌いが分かれやすい食材の一つだと思いますが、苦手な人には細かく刻んでハンバーグやコロッケに入れるなどの工夫をしてみると良いですよ。

 

人参エトセトラ

「馬の鼻先に人参をぶら下げる」という言葉があります。これは、馬の鼻面に人参をぶらさげて、馬の食欲をそそる、すると人参好きの馬は人参に食いつこうとして前進する。

人参が馬の大好物である、人参を前にすると馬は盲目的に走り続ける、漫画的なイメージであり、必ずしも事実とは一致しないようです。

 

人参はアレルギーが出るケースは少ないと言われていますが、食べたあとに口の周りが赤い発疹がでたり、かゆがったりすることがあった場合は医療機関を受診しましょう。

 

普段食べ慣れている人参。知っていそうで知らなかったこともあったのではないでしょうか?様々な料理に使える食材ですので、いろいろと試してみてくださいね。

 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

ライター:たてまゆ

食べること、料理をすること、子どもの笑顔が大好きな3人娘のかあさん。
食べもののこと、食べかたのこと、
子どもがたのしく、おいしく食事を楽しめるような情報を発信していきます。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

※参考文献

体がよろこぶ!旬の食材カレンダー
絵と文 まめこ サンクチュアリ出版

強く賢い子に育てる 食と健康大辞典
監修 小板橋靖 岡崎光子 学研

 

※参考WEB

キナリノ−暮らしを素敵に丁寧に
https://kinarino.jp/

野菜図鑑「にんじん」
https://vegetable.alic.go.jp/panfu/carrot/carrot.htm

 

SHARE

WRITER

[食べること、作ること、食べている人の笑顔が好きな]
保育士/幼児食アドバイザー。 

海と歴史の街、函館市出身。5人姉妹の3女として、明るく賑やかな家庭で育ったムードメーカー。大学卒業後、大手菓子メーカーで接客にたずさわり、お客様の笑顔を見ることがよろこびでした。
現在は、3姉妹の子育て中。子育てを機に、食への興味が深まり、日々のご飯にちょっとした工夫を取り入れるように。子育てをしながら保育士と幼児食アドバイザーの資格を取得し、あきらめずに続けることの大切さを感じました。
子育て中のお母さんや、これからお母さんになる人たちが、日々の食卓を子どもと笑顔で囲めるように・・子育てと保育士の経験から、毎日のご飯に生かせるヒントや、食の楽しさやおいしさを伝える記事をつづっていきます。

主な記事

RECOMMEND POST

オススメ記事

ページトップへ