> 献立・レシピ > ひとみのお悩み解決レシピvol.2〜貧血予防編
そこで、健康食コーディネーターで、お料理教室PAGE1を主宰するひとみのお悩み解決レシピをご紹介します!
2回目の今回は、「鉄分」についてのお話です。
鉄は、体に酸素を運ぶ赤血球を作るのに必要といわれているほか、免疫機能UPや、集中力 UPにつながる栄養素と言われています。
乳幼児期の脳や中枢神経の発達にも必要な鉄分ですが、不足しがちな栄養素のひとつと言われています。
レバーやホウレン草のイメージがある鉄分ですが、他にも様々な食材に含まれています。
鉄分が含まれる食材と、どんな風に食事に取り入れたらいいの?という方のために、効率よく摂取できる方法を3つご紹介します!
鉄分には2種類あって、動物性のへム鉄と植物性の非へム鉄があることをご存じですか?
元々、体内では吸収されにくい栄養素のひとつと言われており、へム鉄(動物性)は15~ 25%、非へム鉄(植物性)は2~5%の吸収率と言われています。
意外と少ないなと感じた方もいらっしゃるのでは?
◎動物性へム鉄を多く含む食物肉類:豚レバー、鶏レバー、牛肉、豚肉、鶏肉
魚類:マイワシ、マグロ、カツオ、サンマ
貝類:アサリ、ホタテ、カキ
◎植物性非へム鉄を多く含む食物野菜類:パセリ、小松菜、水菜、ほうれん草
豆類:大豆、納豆、油揚げ
例えばお肉料理にレモンをかけるという のも効果的です。
また、小松菜やホウレン草は、鉄とビタミンC両方含んでいるのでオススメ!
「カフェイン」や「タンニン」は鉄分の吸収を邪魔してしまいます。 食事中にお茶を飲む場合は麦茶にするといいでしょう。
*
鉄分がとれる、子どもにも人気のおいしいレシピを3品ご紹介しますね!
<材料>
○レバー …100g~150g
○ベーコン …4枚
○たまねぎ …1個
○にんじん …1/2本
○にんにく …1片
○カレーフレーク …50g(ルーなら2~3カケ)
○ごはん …3合
○塩・こしょう …適宣
<作り方>
①:レバーの下処理をする。(下に下処理方法も掲載しています)
②:レバー、ベーコン、たまねぎ、にんじんを細かいみじん切りにする。にんにくはすりおろしておく。
③:フライパンに油(分量外)とにんにくを入れて、香りがたつまで弱火で炒める。
④:レバーを炒め、2つまみほどの塩で下味をつける。
⑤:ベーコンを加え、レバーに香りを移すように炒めてから、たまねぎ、にんじんを加えさら に
炒める。
⑥:カレーフレークまたは、細かく刻んだカレールーを加えて炒め、塩、こしょうで味を整え て
できあがり。
〜ひとくちにレバー言っても、豚、牛、鶏など種類がありますが、鉄分が含まれる量に違いがあり、最も豊富なの は豚レバーと言われています。
レバー特有の風味が得意でない…とか、下処理の方法がよく分からない…という方もいらっしゃいますよね。
そこで、今回はレバーの下処理も一緒にご紹介しますね。
【レバーの下処理方法】
<材料>
○レバー
○牛乳
<下処理方法>
①:レバーを、作るお料理に合わせた大きさに切る。 まな板の上に開いた牛乳パックなどを広げて置き、その上でレバーを切ると、まな板が汚れず、楽チンですよ。
②:ボウルに水をはり、2~3回水を換えてレバーを洗う。この時、表面の汚れや血の塊を取り除く。
③:キッチンペーパーでしっかり水気を拭き取る。
④:バットやボウルにレバーを入れ、浸かるくらいの牛乳を注ぎ30分ほどおく。牛乳に含まれている成分が、レバーのにおいを吸着すると言われています。
⑤:牛乳を捨てて、もう一度レバーを流水で洗い、水気をしっかり拭き取れば完了。下処理前と比べると赤みが薄くなっていることがわかります。
正しく下処理することで、臭みがとれ味わいが良くなります。
<材料>
○ひきわり納豆 …2パック
○豚挽き肉 …60g
○たまねぎ …1/4個
○にんじん …1/3本
○長ねぎ …少々
○酒 …少々
○卵 …1個
○A:(醤油大さじ1 砂糖大さじ1/2 みりん小さじ1弱)
<作り方>
①:Aを混ぜて、合わせ調味料を作っておく。
②:卵は炒り卵にしておく。
③:たまねぎ、にんじん、長ねぎはみじん切りにしておく。
④:フライパンに油(分量外)を熱し、豚挽き肉を炒める。続いて、たまねぎ、にんじんを加えてさらに炒める。
⑤:たまねぎが透明になってきたら、弱火にして酒をふり入れ、蓋をして5分ほど蒸す。
⑥:にんじんに火が通ったら、納豆、長ねぎ、炒り卵を加えて、さっと火を通す。
⑦:Aを加えて味をなじませたらできあがり。 混ぜすぎないほうがおいしく出来上がりますよ。
<材料>
○乾燥ひじき …10g
○きゅうり …1本
○にんじん …1/2本
○塩 …3つまみ+α
○ツナ缶 …1缶
○マヨ ネーズ …大さじ3
○白ごま …大さじ1
<作り方>
①:乾燥ひじきを水で戻す。
②:戻したひじきを沸騰したお湯で30秒茹でてざるにあけ、冷まして水気を切る。
③:きゅうりとにんじんを千切りにし、ボウルに入れる。塩を3つまみ加えて混ぜたら10分 置き、しっかり水気を絞る。
④:③のボウルに、油をきったツナ、ひじき、マヨネーズ、白ごまを加える。 白ごまは指ですりつぶしながら入れると香りもよく、吸収率も上がります。 味をみて足りなければ、塩を加えて味を整えたら出来上がり。
いかがでしたか?レバーやひじきなど、少し苦手意識を持っていらっしゃる方も、カレーや ツナといった子どもにも人気の食材を合わせたり、下処理をすることで、グッと食べやすくなりますよ!
今回ご紹介したレシピを、ぜひお試しくださいね!
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