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[①準備編]水無月〜梅仕事を子どもと楽しもう〜

2018.06.08
たてまゆ WRITER

たてまゆ

子どもと一緒に梅仕事を楽しもう!
青梅の収穫期に保存食作りを始めませんか?

ume_1-4梅干し、梅シロップ、梅ジャム、梅酒…など、梅の季節になると、子どもと一緒に梅仕事を楽しむのが私の楽しみ。
子どものころから梅が好きでしたが、北海道ではなかなか梅が取れないためか、梅仕事を手伝ったことはありませんでした。
母親になってから、子どもと一緒に梅シロップや梅ジャムを作るようになり、毎年この季節を楽しみにしています。

「朝の梅干しは1日の難逃れ」という言葉を聞いたことがありますか?

梅に含まれるクエン酸には
◎疲労防止
◎疲労回復
◎血液をサラサラにする
◎食欲増進
◎ カルシウムの吸収をよくする
などさまざまな効果があると言われています。

抗菌作用が強いため、お弁当に入れると傷み防止などの効果もあります。
梅が出回るのは、初夏のほんの一時期だけ。梅仕事は手間がかかりますが、仕込むことで生まれる、梅への関心や愛情。出来上がりを口にする時の喜びには格別なものがありますよ。

 

<梅の選び方>

ume_1-3梅は、傷や変色がなく、果肉が引き締まって堅いものを選びましょう。

 

<梅の下ごしらえ>

ume_1-5梅シロップや梅干しなどに加工する前の下ごしらえは、昔からの台所の知恵。青梅は2〜4時間水につけてアクを抜き、ザルなどにあげて水気を切ります。黄色く熟した梅は、さっと洗えばアク抜きはしなくてOKです。

① :ふきんなどで、ていねいに水分をとります。
②: 竹串を使って、へたの部分を綺麗に取り除きます。
* 梅を傷つけないように、全てにおいて、ていねいに仕事をすることが大切です!

 

子どもも親も楽しめる、梅干しの絵本の紹介です

ume_1-6「うめぼしさん」
かんざわとしこ 文/まつませつこ 絵/こぐま社

「うめぼしさん、うめぼしさん」と語りかけられると、子どもも自然と笑顔になり、読んでるこちらまで、ワクワクしてついリズミカルに読んでしまうこの絵本。

梅の花が咲いて、小さな実ができて、オケの中で洗われて、塩を振られてカメのなか。
「こんにちは」とあいさつをしてくれたのは、しその葉のお姉さん。
しその葉のお姉さんと仲良く一緒に暮らしたら、すだれに乗せられて、おひさまとにらめっこ。
そしてまたまた、カメのなかにみんなで戻って、梅干しのできあがり。
みんなのご飯やおにぎりの具として食卓に登場します。

梅干しの実が小さい時は、とっても可愛らしい表情ですが、少しずつ成長していく姿が見え、最後はシワシワの梅干しに。
人間が赤ちゃんから、子供になり、大人になっていくようですね。
ぜひ、お子さんとお楽しみ下さい。



今年は子どもと一緒に梅シロップや梅ジャム作りを楽しみませんか?

つづきます。
6月は「子どもと楽しむ梅仕事」と題して梅に関することを特集していきます。
次回は、梅シロップの作り方をご紹介します。

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WRITER

[食べること、作ること、食べている人の笑顔が好きな]
保育士/幼児食アドバイザー。 

海と歴史の街、函館市出身。5人姉妹の3女として、明るく賑やかな家庭で育ったムードメーカー。大学卒業後、大手菓子メーカーで接客にたずさわり、お客様の笑顔を見ることがよろこびでした。
現在は、3姉妹の子育て中。子育てを機に、食への興味が深まり、日々のご飯にちょっとした工夫を取り入れるように。子育てをしながら保育士と幼児食アドバイザーの資格を取得し、あきらめずに続けることの大切さを感じました。
子育て中のお母さんや、これからお母さんになる人たちが、日々の食卓を子どもと笑顔で囲めるように・・子育てと保育士の経験から、毎日のご飯に生かせるヒントや、食の楽しさやおいしさを伝える記事をつづっていきます。

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