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暮らしと食

モグマグスタッフ座談会〜「子どもの好き嫌い、どう向き合う?編」子どもご飯のリアルな悩み・・どうしてる?

2019.07.01
たてまゆ WRITER

たてまゆ

青菜が苦手…白米しか食べてくれなくって…など、子どものいるお母さんだったら一度は悩む?!好き嫌い。
読者の方からもお悩みが多く寄せられています。子どもの好き嫌いと直面した時、みんなどう乗り越えているの?
私たちの経験が少しでも役に立てば・・との思いで開催した、モグマグスタッフ座談会Part2です。

メンバー

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左から
立澤まゆ・・・3姉妹のママ(7歳、4歳、2歳)

高橋さやか・・・5歳の女の子のママ

ひとみ・・・3兄妹のママ(10歳、7歳、6歳)

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座談会をおこなったのは、札幌市清田区平岡公園東にあるカフェ ZIKKAさん。
開放感たっぷりな店内は、いつも賑わっています。併設された店舗スペースには、おしゃれな雑貨や美味しそうなパンが・・。

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春の風が吹き始めた頃に、モグマグスタッフが集まりました。

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離乳食期、現在も含めて子どもの好ききらいありますか?

高橋:うふふふ…たくさんありますよ(笑)離乳食の時はなんでも食べたんだけどね〜離乳食は、ベーって口から出したり、なかなか食べてくれないと聞いていたからなんでも食べてくれてラッキー!よかったよかった〜と思っていたのに…1歳くらいかな?急に好き嫌いが出てきて、がっかり。

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立澤:何がきらいになっちゃいました?

高橋:ミニトマト。大好きだったんだけどね〜食べるからと思って出しすぎたのかも(苦笑)

立澤:あ、食べすぎちゃったやつですね。(笑)
うちの子もそうでした。すごく好きだし、こっちも簡単だからつい食べさせすぎちゃって…そしたら、あるときピタっと食べなくなって…でも、しばらくするとまた食べるようになってましたね。

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ひとみ:あるある、そういうの。ミニトマトって簡単だからつい頻繁に出しちゃうんだよね。持ち運びにも便利だから、外出先でも重宝するし。
うちの場合は焼き芋。好きだし、腹持ちも良いし、便利な食材だったんだけど、ある時から食べなくなっちゃった…

立澤:好きだからといって、やっぱりあげすぎると…。適度にバランスよくあげられると良いですよね。 

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読者の方から、青菜が苦手とか緑の葉ものが苦手という声もありますが…
みなさんどうしてましたか?

高橋:離乳食の頃は、茹でて刻んだ青菜に、出汁とおかゆを合わせて食べさせてたかな〜。
これも、1歳近くなったら全然食べなくなっちゃったけど。(笑)

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ひとみ:うちの子もおかゆに混ぜたら食べてたかな〜。子どもって敏感だから、食材そのものっていうよりは、舌ざわりや食感で食べたり・・っていうこともあって、片栗粉でとろみをつけたりするのも食べやすくなるよね。

立澤:うちは納豆と混ぜたりしていました!納豆と混ぜるだけでなんでも食べてくれて、まさに魔法の食材でした。

ひとみ:わかるわかる!簡単に栄養も取れていいんだよね。でも、そればっかり続けると納豆食べなくなっちゃってね(笑)やっぱり与えすぎってダメなのよね〜(笑)

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立澤:今も納豆食べない?

ひとみ:最近になってダメになっちゃって。長男は好きだからよく食べてるけど、下の二人が同時に食べなくなっちゃった…。

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立澤:離乳食期には食べていたのに、1歳すぎた頃から食べなくなるというのは、子どもの発達とも関係があって自然なことではあるんですが、

その苦手な食材をどうやって食べさせていくのかは、ママにとっての悩みどころですよね。「混ぜる」以外の工夫って何かしました?

ひとみ:私は、動物のモノマネだったり、「ぞうさんのお口で食べる?うさぎさんのお口で食べる?」とゲーム感覚を取り入れてたかな。自分の子どもだけじゃなくて、お友達の子どももみんな苦手な野菜を食べるようになっていたの。食べられたこと、口に入れられたことがうれしくて、ママに伝える子もいて、自信をつけてあげることってすごく大事だなと思った。
食べさせかたって、細かく刻むだけじゃなくて雰囲気や子どもの気持ちを読み取ってあげることも大切なんだな〜って。

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立澤:保育園に通う子の中にも、園では残さず食べるけど、家では食べないという子もいて、それってやっぱり雰囲気なのかなって思っています。周りのお友達が大きな口を開けて食べている姿を見て、刺激を受けて、自分も頑張ってみようと思うことって小さいながらにありますよね。
以前栄養士さんに取材をした時に「お子さんに食べさせる時、怖い顔になってませんか?」と言われて、私もハッとしたんですが、お母さんが食べさせることに必死になってしまって、笑顔が消えちゃうと、
子どもも萎縮しちゃって、頑張ろうっていう気持ちもなくなってしまいますよね。だから、食事の雰囲気って大事なんだなと思います。

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高橋:雰囲気とか、周りからの影響って大きいよね。
うちの娘は好き嫌いが多いけど、年齢があがっていくごとに食べられるものが増えていて、幼稚園で作ったズッキーニをみんなで食べたりすると嬉しそうに教えてくれるの。
お友だちと一緒に野菜を育てて、調理して食べるっていう経験が「嫌いなものも食べてみよう」というきっかけにつながるのかも。

知り合いの農家さんの畑に行った時に、軽トラの荷台に乗せてもらってミニトマトを収穫したことがあるんだけど、その経験のおかげなのか、嫌いになったミニトマトをまた食べるようになって。

ひとみ:うちの子どもたちも、家庭菜園で作った野菜を収穫して食べるときは、いつもより「美味しい」っていう回数多くて。自分が育てた野菜だということで愛着が沸くのかな〜。

立澤:うちの娘たちも、家庭菜園で作ったミニトマトやささぎ、ピーマンを大喜びで収穫して、その日の食卓に並ぶとペロッと食べちゃう。あと、一緒に料理するとお父さんに「どう?美味しい?」と何度も聞いてる姿も可愛いんだよね。

高橋:ふたりとも子どもたちが素直だよね〜(笑)うちの場合は「〇〇を食べてみたいから、作りたい!」と言って一緒に料理をするんだけど、出来上がったら食べない…とかよくあるんだよね。作るのと食べるのは別みたいで。

ひとみ:立澤:いろんな子どもがいるってことだよね〜(笑) 

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子どもは一人一人、性格も感じ方も、味覚も違うもの。
好き嫌い克服に正解はないけれど、うまく付き合っていくことが大切なのかなと思います。

今は食べられない食材でも、明日には一口食べられるようになるかもしれない。その次に出す時にはぺろっと全部食べてくれるかもしれない。
そんな時が来ると信じつつ、子どもと笑顔たくさんの食卓を囲みたいですね。

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取材協力:Café ZIKKA

IMG_0163http://yoshidacoffee.com/
札幌市清田区平岡公園東11−12(GoogleMapを見る
Tel/Fax:011-882-7018
10:00~20:00/水曜定休
P有 約30台

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WRITER

[食べること、作ること、食べている人の笑顔が好きな]
保育士/幼児食アドバイザー。 

海と歴史の街、函館市出身。5人姉妹の3女として、明るく賑やかな家庭で育ったムードメーカー。大学卒業後、大手菓子メーカーで接客にたずさわり、お客様の笑顔を見ることがよろこびでした。
現在は、3姉妹の子育て中。子育てを機に、食への興味が深まり、日々のご飯にちょっとした工夫を取り入れるように。子育てをしながら保育士と幼児食アドバイザーの資格を取得し、あきらめずに続けることの大切さを感じました。
子育て中のお母さんや、これからお母さんになる人たちが、日々の食卓を子どもと笑顔で囲めるように・・子育てと保育士の経験から、毎日のご飯に生かせるヒントや、食の楽しさやおいしさを伝える記事をつづっていきます。

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