> おいしい本 > 赤ちゃんから楽しめる絵本「おいしい絵本」その4〜モグマグスタッフおすすめ!
モグマグスタッフそれぞれの視点でご案内してきたおいしい食べもの絵本。
幼児期のお子さん向けの作品が多かったので、今回は、赤ちゃんから楽しめる絵本を3冊ご紹介します。
亀山達矢さん、中川敦子さんご夫婦によるユニットtupera tuperaさん作の絵本は、ユニークなイラストとしかけが楽しい絵本。
畑に野菜が生えている様子や葉っぱ、引き抜かれたときの根っこの部分など、身近に畑がないと見ることのできない野菜の姿に、大人も興味深く読むことができます。
くり返される「やさいさん やさいさん だあれ」というフレーズ。
赤ちゃん絵本に多いくり返しのリズムは、言語発達の基本となるものです。
めくるしかけや鮮やかな色使いなど、子どもの好奇心を刺激する要素がつまった1冊です。
やさいさん
tupera tuperaさく
学研刊
娘の1歳の誕生日に、保育士をしている大学時代の友人がプレゼントしてくれた思い出の1冊です。
娘と何度もくり返し読み、4歳になった今でもくだものを食べる時には、この絵本のフレーズが飛び出して一緒に「あーおいしい」と顔がほころびます。
イラストレーターとして活動されていた時期もある石倉ヒロユキさんが描くくだものは、繊細な色使いとやわらかなタッチで、どれも手をのばしたくなるほどおいしそう。
特に、ぶどうを食べる小鳥のイラストが絶妙な色合いで、個人的にお気に入りです。
親子で絵本を読むたび、くだものが食べたくなってしまう一冊。
くだものぱっくんの他、おやさいとんとん、ころころおむすびなどママと赤ちゃんのたべもの絵本というシリーズで刊行されているので、読みくらべてみるのも楽しいですね。
くだものぱっくん
真木文絵さく/石倉ヒロユキえ
岩崎書店刊
がたんごとん がたんごとん という小気味よいリズムに乗って、機関車が哺乳瓶、バナナ、りんごなど、赤ちゃんの「食」にまつわるあれこれが「のせてくださーい」と、乗車していきます。終点でみんなおりたさきには、楽しい食卓が。
娘が生まれてすぐに、幼稚園の先生をしている叔母がプレゼントしてくれた絵本です。
安西水丸三の軽妙なイラストと、がたんごとんのリズムが、読んでいる大人も愉快な気分にさせてくれる楽しい一冊。まだ言葉がしゃべれないうちから、何度も娘と読み「のせてくださーい」の場面でいつも「あー!」と手をあげる娘の姿が心に残っています。
同じシリーズの「がたんごとん ざぶんざぶん」もオススメです。
がたんことん
安西水丸さく
福音館書店刊
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