> おいしい本 > 「おいしい絵本」その1〜モグマグスタッフおすすめ!親子で読みたい絵本〜
モグマグでは、「食欲の秋」と「読書の秋」をかけて、スタッフオススメのおいしい食べもの絵本をご紹介します。
いちごばたけの土の中に住んでいる小さなおばあさんの仕事は、いちごの実を赤くぬること。
あるとし、あたたかい日がつづき、いつもより早くいちごが成長してしまいます。
おばあさんが大慌てで、いちごの実を赤くぬる準備をはじめるところからはじまる物語。
「かばくん」の絵も手がけた中谷千代子さんの、ぬくもりあるイラストと、おばあさんが住む土の中の様子に、子どもだけでなく大人もぐっと惹き込まれます。いちごを色づける方法も、想像力をかきたてワクワク。ファンタジーの世界だけれど、こんなおばあさんがいちご畑にいるって想像したら、いちごを食べるのがもっともっと楽しくなる。夢の詰まった一冊です。
いちごばたけのちいさなおばあさん
わたり むつこ (さく)、中谷 千代子 (え)
福音館書店
「石でつくったスープ」と聞いたら、みなさんはどんな想像を巡らせますか?
おなかを空かせた3人の兵隊は、ちいさな村にたどりつきます。
兵隊が来るのに気づいて警戒し、食べものを隠す村人たち。
困った兵隊3人は、「石でスープをつくります」と広場に村人たちをあつめ……。
子どもの頃に読んでおどろき、大人になるまで「石のスープってどんな味なのだろう?」と不思議に思い続けた一冊です。
久しぶりにページを繰ると、「石のスープ」の秘密は“知恵”がたっぷり詰まっていたことがわかりました。
作者は、「三びきのやぎのがらがらどん」で有名なマーシャ・ブラウンさん。フランスの昔話をもとにしたこの絵本は、3色使いの落ち着いた色合いも印象的です。
読んだ後には、おいしいスープをつくりたくなる。寒くなる季節にぴったりの絵本です。
せかいいちおいしいスープ
マーシャ・ブラウン(さく・え)、こみや ゆう (やく)
岩波書店
おなかを空かせたしろぶたくんは、おいしそうな食べものをみつけどんどんお腹にいれていきます。
どんどん大きくなるしろぶたくんと、色鮮やかに彩られていくおなか。最後には、思わぬ展開がまっています。
長野博一さんの描くやさしい色彩が、子どもながらに「わぁ〜きれいだな〜」と心に残った一冊です。
出てくる食べものも色鮮やかでおいしそう。
しろぶたくんの表情からも、そのおいしさが伝わってきます。からだのしくみは一切描かれていないのに、「食べたもので体が作られる」ことが伝わってくる絵本です。
文を手がけた岸田衿子さんは、女優 岸田今日子さんのお姉さん。
他にも「かばくん」など多くの絵本を手がけた他、「アルプスの少女ハイジ」や「フランダースの犬」など、世界名作劇場の歌の歌詞も書かれた人です。
なにをたべてきたの?
岸田 衿子 (さく)、長野 博一 (え)
佼成出版社
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