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「クリスマスの絵本」その2〜モグマグスタッフおすすめ!親子で読みたい絵本〜

2018.11.01
高橋さやか WRITER

高橋さやか

もうすぐクリスマス!街を歩けば、赤・緑・金・銀のクリスマスカラーにいろどられ、陽気なクリスマスソングに心が躍ります。

おやすみ前のひととき、子どもと一緒に絵本を読んで、クリスマスがくるのを心待ちにするのも楽しいもの。プレゼントとしてもおすすめです♪

編集長 高橋さやかが子どものころから大好きだった、おすすめのクリスマス絵本をご紹介します。

ぐりとぐらのおきゃくさま

xmasbook2-2名作「ぐりとぐら」シリーズの、クリスマス版絵本です。
もりでゆきがっせんをしていたぐりとぐらは、大きな足あとを発見し、そのあとをたどっていくと・・たどりついたのは、2匹のお家。見たこともない、大きな手袋やえりまき、オーバーがかかっています。
2匹がどきどきしながら、“おきゃくさま”を探していると、ぷ~んといい香りが!

登場するクリスマスケーキに、心を躍らせた子ども時代。
ずっとサンタクロースがやってくるお話だと記憶していたのですが、はじめて読んだ夫が「サンタクロース」ってキーワードは、一度も出てこないんだね」と言っていたのが印象的でした。

最後に動物たちがあつまってパーティーをするシーンも、心があたたかくなる大好きな一コマでした。

2016年のクリスマスに、twitterで“お客様”のケーキを再現した方を発見!
なんだか、ワクワクしてうれしくなってしまいました。

いつか、娘と一緒に“おきゃくさま”のケーキを作ってみたいものです。

ぐりとぐらのおきゃくさま 
中川李枝子作・山脇百合子絵 福音館書店刊

 

 

サンタクロースと小人たち

xmasbook2-3フィンランド出身の絵本作家マウリ・クンナスさんが描く、サンタクロースと小人たちの暮らす小さな村のお話。
どうやって世界中の子どもたちにプレゼントを届けるのか、ふだんはどんな暮らしをしているのかが、ユーモラスで想像力をかき立てるイラストで描かれています。

小人たちの暮らしぶりは、とても楽しそう!中でも子どもたちがパイやビスケットをつくる場面が大好きで、ビスケットは作ったことがあるけれど、「絵本にでてくる風車のかたちをしたパイはどんな味がするのだろう?」と想像を膨らませていました。
おかゆの中に、幸せをもたらすというアーモンドをいれる、というエピソードも印象的。

作者のマウリ・クンナスさんは、広告、新聞の社会戯評、マンガ等を手がけた後、絵本の創作に専念したという経歴の持ち主。
子どものころから、「おもしろい独特の絵だな~」と思っていましたが、新聞の社会戯評を描いていたという経歴に納得したのでした。

大人も子どもも楽しめて、読むたびに発見のある、何度でも開きたくなる絵本です。

サンタクロースと小人たち
マウリ・クンナス作 稲垣美晴訳 偕成社刊

 

 

子うさぎましろのお話

xmasbook2-4クリスマスの日、サンタクロースのおじいさんからプレゼントをもらった子うさぎのましろ。
もうひとつプレゼントがほしくなり、黒うさぎになりすまして、おじいさんのもとへ向かったましろは、小さな「たね」をもらいます。
その帰り道、黒く塗った色がとれなくなり、自分のしたことを悔やんだましろは、おじいさんにもらったたねを神様に返すため、一生懸命雪をほり、土の下にうめます。
やがて春が来て、たねをうめたところからめがでてきて・・。

あたたかい線で描かれる三好碩也さんのイラストが、子ども心にとても大好きだった一冊。
後半に登場する大きくなった木は、色づかいが美しく、線画なのに今にも絵本からベルの音が聞こえてきそうなほど。

ましろの、ずるい気持ち、反省する気持ち、たねを神様に返し成長していく姿。
それをサンタクロースのおじいさんがあたたかく受け入れる姿に、心があたたまる美しい絵本です。

子うさぎましろのお話
佐々木たづ作 三好碩也絵 ポプラ社刊

 

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食育フリーマガジン『mogmag(モグマグ)』代表取締役 編集長。
食育アドバイザー/幼児食インストラクター。

寒くて暑い旭川市出身。幼少期はおもに、自然豊かな「お米とでんすけすいかの街」当麻町にある祖母の家で、田んぼと畑を走り回って過ごしました。「思い出にはいつも食べものがある」食いしん坊の料理好きです。
大学進学を期に北海道をはなれ、都会の荒波にもまれる。卒業後、札幌にうつり印刷会社、広告代理店などをへて、2010年実父とお酒と音楽のお店 oyacoをオープン。
デザイン、イベントの企画運営、店舗運営に携わり、「占ナイト」「モテナイト」などユニークなイベントを展開。2012年惜しまれつつ閉店しました。
2012年よりフリーランスのグラフィックデザイナーとして活動し、2013年に長女を出産。
子育てをきっかけに「子どもと食」の大切さを見直し、2015年食育フリーマガジンmogmag(モグマグ)を創刊しました。
「ママも子どもも笑顔の食卓」をテーマに情報を発信し、おいしい笑顔をはぐくんでいます。
北海道新聞『朝の食卓』にて、コラム執筆中です。

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http://www.sayakat.com

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