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食への興味や生きる力を育てる『アウトドアのすすめ』

2018.07.10
高橋さやか WRITER

高橋さやか

広い原っぱや、緑の中へ行くと子どもの目はキラキラ。
そんな姿を見ると、アウトドアには縁遠かったママやパパも
「自然の中でのびのびとした時間を過ごしたい」
「子どもの成長にとっても良さそう」--そんな風に思うのではないでしょうか。

そうは言っても「まずは、何から揃えたらいいんだろう?」「子連れのアウトドアってどんなことに気をつけたら良いのだろう?」という疑問が湧いて、なかなか重い腰が上がらない・・ということもありますよね。

「子どもと一緒にアウトドアを楽しみたいけど、今一歩踏み出せない!」
そんなママやパパのために、ファミリー向けアウトドアブランドのロゴスショップ札幌店 店長の佐野 裕輔さんに、アウトドアへ一歩踏み出すためのヒントを伺ってきました。

logos_1アウトドアの魅力は家族の共同作業

--初めまして。今日はよろしくお願いします。子どもが外で楽しそうに遊ぶ姿を見ていると、今まで縁遠かったキャンプとか、「成長に良さそうだな〜」なんて思うのですが。子どもと楽しむアウトドアの魅力ってどんなところにあるのでしょう?


佐野:自然の中で子どもも大人ものびのび過ごせるのはもちろん、家族での共同作業ができるのもアウトドアの大きな魅力の一つですね。
小さなお子さんでも、レジャーシートを敷いたり、テーブルのセッティングなどちょっとしたお手伝いで、準備も含めて楽しむことができます。

logos_7慌ただしい日々の中だと、ママに任せがちなお料理も、自然の中だと心に余裕が生まれ、少しの失敗も多めに見ながら、子どもと一緒に取り組むことができます。

テントの設営といった力仕事や火おこしなど、普段は見られないパパのカッコ良い姿を見られることも、子どもにとっては嬉しいものです。

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--普段は、帰りが遅いというお父さんも多いでしょうから、キャンプはお父さんにとっての腕の見せ所ですね。わが家も4歳の娘が「キャンプに行きたい!」と突然言い出したので、今年キャンプデビューしようと思っているのですが、何歳くらいから行かれる方が多いのでしょう?

佐野:初めてキャンプへ行く年齢は、それぞれのご家庭で異なりますが、3〜4歳からという方が多いですね。日常とかけ離れた自然の中で遊ぶことは、どんなおもちゃやゲームよりも、子どもにとって楽しいものです。

 

自然が引き出す子どもの興味関心

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--アウトドアで楽しめる遊びはどんなものがあるでしょう?

佐野:ボール一つあれば存分に遊べますし、虫を見つけたり、小川でカエルを見つけたり・・といった嬉しい発見もあります。さらに、夜空に浮かぶ星の美しさは格別! 私の小学生1年生の息子は「星ってこんなにあるんだ!」と衝撃を受けて、それをきっかけにプラネタリウムへ行ったりと興味を持ったことがありました。

--星の美しさは、格段に違いますよね。そこからプラネタリウムに発展するとは・・自然に触れることは、子どもの興味関心を引き出す力があるんですね。

 

初心者こそ慎重にないたいテント選び

--はじめてのキャンプで気になるのがグッズ選びですが、これは押さえとけ! というものはありますか。


佐野:キャンプグッズを揃えるのは、初心者の方にとってはハードルが高く感じてしまいますよね。BBQグッズはお手頃な価格でも楽しめますが、テントは住居の代わりになるものと考え、できる限り良いものを揃えたいところです。その次に気を配りたいのが寝袋。

--テントが住居の代わりという発想は、ありませんでした。テントは、テント・・というか。

佐野:毎回晴れのタイミングでキャンプができるとは限りませんよね。
雨が降った時に、浸水の心配がなくあたたかく、快適に朝を迎えられることってかなり重要なんです。少し大げさかもしれませんが、予算の8割をテントにかけてください! とお客様にお伝えしています。

logos_4--予算の8割! かなりの割合ですね。テントと一口に言っても価格帯に幅がありますが。

佐野:テントの材質や支柱の強度、遮光性や通気性などさまざまなパーツの品質の違いが価格に反映されています。例えば、弊社のプレミアムモデルだと、かなりの大雨でも浸水しない生地を使っているんですよ。耐久性もあって10年くらいはご使用いただけるかと。

納得のいくテントを選ばれたお客様からは、「快適だったよ」「雨が降った時も浸水せずに、楽しくキャンプできました」との声をいただいています。

--今までテントの価格の差がよくわからなかったのですが、なるほど。そういうことだったんですね。

logos_8佐野:テントで快適に過ごせたかどうかは、その後の思い出にもつながります。最初のキャンプが良いものになると、お子さんから「また行きたい!」という言葉が出てくる。
そこから、アウトドアが家族共通の趣味になっていくと、少しずつグッズを揃えていく楽しみもありますよ。


アウトドアだからこそ楽しみたい豪快な料理

--モグマグは、「食」をテーマにしているのでアウトドア料理についてもお話を伺えれば。

佐野:そうですね。アウトドア料理の定番といえば、お肉や野菜を炭火で焼くバーベキューですね。あとは、ダッチオーブンを使った煮込み料理や、スモーカーを使った燻製など自宅ではできない豪快な調理もアウトドアならではの醍醐味です。


--ダッチオーブン! ザ・アウトドア。これですよね。

logos_3佐野:
そうですね。この目の前にあるのがダッチオーブンです。煮込み料理を作ると本当においしいですよ。
少し目新しいところで、本格的なピザもオススメです。専用の焼き窯を使うと、市販のピザでもとびきり美味しく焼けるんです。ご自宅で生地を用意していって、現地でお子さんと好きな具を乗せて焼く。青空の下で焼いたピザの美味しさは格別で、作る過程も楽しむことができます。

--想像しただけで、最高すぎますね。

佐野:非日常の中で駆け回り、お腹を空かせてご飯を食べると屋外の気持ち良い空気とあいまって、普段は苦手な野菜も食べられる・・なんて嬉しい誤算もあるかもしれません。お料理の美味しさだけでなく、子どもが散らかしたり汚しても大らかな気持ちで見守れる。そこもアウトドアの魅力ですね。

logos_11--確かに、大人もゆったりした気持ちで過ごせますよね。

佐野:快適な家の中と違って、少ない道具を使って工夫しながら過ごすアウトドアの体験を通して、お子さんは臨機応変に動く力や洞察力、限られた材料で調理する工夫、火の扱いなど様々なことを学んでいきます。そこで培った経験は「いざという時」にも役立つものになっていくはずです。お子さんの成長はあっという間。だからこそ、小さなうちから野外に飛び出して親子でさまざまな体験ができると良いですね。

--アウトドアの体験を通して、子どもはさまざまな力をつけていくんですね。大人も心地よいリフレッシュの時間になる。家族でのキャンプがより楽しみになりました!佐野さん、ありがとうございました。

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お話をうかがった3週間後、モグマグ編集長高橋一家ははじめてのキャンプに出かけました!
次回はその様子をレポートします。お楽しみに!

2018年7月10日発行の食育フリーマガジンmogmag第14号でも、
生きる力を育てる『アウトドアのすすめ』と題して、佐野さんにお話しを伺っています。

ロゴスショップ札幌店さんからの豪華なプレゼントもありますので、ぜひご覧ください。

 

■教えてくれた人
ロゴスショップ札幌店 店長 佐野裕輔さん
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◎取材協力:ロゴスショップ札幌店

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カラフルに彩られたロゴスショップ札幌店は、ビギナーのお客様も多く、気軽に相談できる雰囲気が魅力。キッズスペースが充実しているのも嬉しいポイント。

〒060-0032
北海道札幌市中央区北2条東4 サッポロファクトリー 2条館 B1F 
TEL:011-211-6861

 

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WRITER

食育フリーマガジン『mogmag(モグマグ)』代表取締役 編集長。
食育アドバイザー/幼児食インストラクター。

寒くて暑い旭川市出身。幼少期はおもに、自然豊かな「お米とでんすけすいかの街」当麻町にある祖母の家で、田んぼと畑を走り回って過ごしました。「思い出にはいつも食べものがある」食いしん坊の料理好きです。
大学進学を期に北海道をはなれ、都会の荒波にもまれる。卒業後、札幌にうつり印刷会社、広告代理店などをへて、2010年実父とお酒と音楽のお店 oyacoをオープン。
デザイン、イベントの企画運営、店舗運営に携わり、「占ナイト」「モテナイト」などユニークなイベントを展開。2012年惜しまれつつ閉店しました。
2012年よりフリーランスのグラフィックデザイナーとして活動し、2013年に長女を出産。
子育てをきっかけに「子どもと食」の大切さを見直し、2015年食育フリーマガジンmogmag(モグマグ)を創刊しました。
「ママも子どもも笑顔の食卓」をテーマに情報を発信し、おいしい笑顔をはぐくんでいます。
北海道新聞『朝の食卓』にて、コラム執筆中です。

ブログもご覧ください。
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http://www.sayakat.com

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