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モグマグスタッフ座談会〜「離乳食編」子どもご飯のリアルな悩み・・どうしてる?

2019.05.28
たてまゆ WRITER

たてまゆ

はじめての離乳食作りは楽しみでいっぱいな反面、わからないことだらけ…でも、一生懸命やりたくて…わたし自身、はじめての子育てでは、思い返すとなんだか空回りしていたような気がします。
2人目3人目になると気持にも余裕ができてきて、長女の時にあんなに気を張らなくてもよかったんだなぁと思ったり。

これから離乳食を始めるお母さんや、今離乳食をあげているお母さんの中にも同じように「どうしたら良いんだろう?」と感じている人がいるんじゃないか・・モグマグに関わり、読者の皆さんの声をいただいて、そんな風に感じました。

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モグマグスタッフのほとんどはお母さん。みんなが子どもの離乳食を経験し、山あり谷ありの離乳食期を乗り越えてきました。そこで、私たちの経験から読者の皆さんに伝えられることはないだろうかとスタッフが集まり、離乳食についてリアルな座談会を行いました。

離乳食の与え方や作り方などに悩むお母さんが、気張らずに、お母さんと赤ちゃんのペースで楽しく過ごすヒントになればうれしいです。

メンバー

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左から
立澤まゆ・・・3姉妹のママ(7歳、4歳、2歳)

高橋さやか・・・5歳の女の子のママ

ひとみ・・・3兄妹のママ(10歳、7歳、6歳)

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座談会をおこなったのは、札幌市清田区平岡公園東にあるカフェ ZIKKAさん。

開放感たっぷりな店内は、いつも賑わっています。併設された店舗スペースには、おしゃれな雑貨や美味しそうなパンが・・。

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春の風が吹き始めた頃に、モグマグスタッフが集まりました。

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一般的には5ヶ月から6ヶ月頃から始めると言われている離乳食ですが、みなさんはいつ頃から初めましたか?

高橋:5ヶ月ピッタリから。

ひとみ:私も5ヶ月ぴったりから始めたかな。ただ、真ん中の長女が早産だったから、その分遅らせてスタートしましたね。予定日から5ヶ月後にスタートしたという感じ。

立澤:私は、1人目は5ヶ月ピッタリにスタートさせたんだけど、2人目、3人目となると、上の子の食事と離乳食作りを両立させる自信がなくて…それでも、6ヶ月頃から始めたかな。下の子って、上の子の食べる姿を見てみているからか、食への興味を持つのが早くて。誰かが食べているところを見ながらヨダレを垂らしたり、早い段階からスプーンを持ちたがったり…だから、離乳食をはじめた方が良いってサインは出ていたんだけど、重い腰が上がらなくって…。

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人生で初めて口にする食事。最初の一口は食べましたか?

高橋:食べた食べた!まわりのお母さんなどから、「離乳食あまり食べてくれない」という話を聞いていたから、離乳食を始める前から大人の食事の時にいっしょにイスに座らせて、「モグモグ美味しいよ〜」と暗示をかけてた。笑

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ひとみ:うちも割と食べてたかな。ただ、初めて口にするものってびっくりしてしまうみたいで、口に入れてもベーっと出してしまうこともあったなぁ。

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立澤:うちの子どもたちも大きな口を開けて食べてくれていたんです。
でも、初めての子どものとき、10倍がゆの意味がわからなくって…笑

レシピ通り作っているのに、このお米の量に対して、こんなにお水を入れるの?と疑問に思ってしまったり、本当にこれを赤ちゃんが食べるのかな?と思いながらあげていた記憶があります。そういうわからなかったり、失敗しちゃったた〜みたいなことってありましたか?

高橋:離乳食の本とかに書いてある「ひとさじ」を大さじ1と勘違いをして・・笑

そのままあげちゃったけど。食べてたよ。

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立澤:今思うと、もっと調べたり知識つけたり、地域で行っている離乳食教室などに行って実際の離乳食を見たり、作ったりすることができていたらよかったなと思いますね。

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おかゆを作ったり、野菜を柔らかく煮て、潰して、こして…何かと手のかかる離乳食作りですが、毎回離乳食作ってましたか?

高橋:いや〜毎回はできなかった。
出産してわりと早い時期から、自宅で仕事をしていたから体力が持たなくて…2回食、3回食と増えていくと、一日中離乳食のこと考えちゃって辛かったから、ベビーフードにも頼りつつだったな。

ひとみ:私は全く使わなかったの。と言っても、毎回作ってあげていたわけではなく、冷凍保存をうまく活用してね。

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初期の頃は、食べる量が少ないから、食材をつぶしてこしたものをラップにうすーくおせんべい状にして保存用袋にいれてたかな。食べる量が増えてきたら製氷機を使って。あとは、フードプロセッサーもよく使ってた。スイッチを入れるだけで食材が細かくなるから、オススメ〜。

家族のご飯を作るとき、味を付ける前に赤ちゃんの分をとり、そこから潰す…などしていたので、全く苦じゃなかったのよね。

立澤、高橋:エラすぎる〜!

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立澤:うちもたまにベビーフードを上げることがあったんだけれど、あまり食べてくれなかったかな。普段の食事に慣れてしまっている分、味付けが変わると口が開かなくなってしまって…。

高橋:2人ともすごいなぁ。私の場合は作ってあげたい気持ちはあるけど・・という時に「ごめんね、ベビーフードで」と思いながら…心の中では葛藤してたなぁ。

立澤:私もベビーフードになんとなく罪悪感があったんです。でも、どうしても作れないときは、ベビーフードに冷凍しておいた野菜を混ぜたり、おかゆを混ぜて味を薄めたり、子どもに合う味付けにしたりしていましたね。

一手間加えるだけで、罪悪感が少しなくなっていくような気がしていました。

2人目3人目になると、食事の準備をすることが大変になってくるので、上手くベビーフードを使ってましたね〜。お母さんの仕事って、食事を作ることだけじゃないから、上手くベビーフードを使って子どもたちもお母さんも笑顔の家庭になればいいなと思いますね。雰囲気も大事だと思うので…

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ひとみ:そうだね〜。私たちお母さんが倒れてしまったら、絶対にダメだから、上手く使えたらいいですよね。離乳食作りがストレスになったり、しんどいなぁと思ってしまったら、お母さんの感情が赤ちゃんに伝わってしまって、離乳食をあげて食べなくなる、寝なくなる、泣きが強くなる…となってくると、悩む先はお母さんたちだから、上手に使うことができたらいいんじゃないかなと思う。

立澤:今は添加物の入っていないベビーフードなども売っていたりしますよね?私たちが子どもに離乳食をあげていた頃よりもっともっと、オーガニック食材のベビーフードが充実しているから、選ぶ楽しみを見つけたりすることもできたらおかあさんも楽しめるのかなって。

年齢とか、体のバランスとか、体力など、人それぞれ色々と事情があると思うので、離乳食は絶対手作りがいいとか、ベビーフードがダメだとかないと思うんです。その人にあったやり方を上手く見つけられたらいいのかなって。

3人:そうだね。お母さんが元気で笑顔でいられるように、自分にフィットしたやり方を見つけられるのが一番だよね。

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座談会をしてみてわかったのは、いろいろなお母さんや赤ちゃんがいるということ。
離乳食のスタート時期に10倍がゆがわからないまま始めたスタッフ。
ベビーフードを活用したスタッフ。楽しみながら離乳食作りをしていたスタッフ。

色々なお母さんがいて、それでいい。
赤ちゃんだって離乳食を嫌がる子もれば、初めから喜んで食べる子とさまざま。

離乳食は絶対手作りじゃなきゃいけないという決まりもないし、それぞれのタイミングややり方で、お母さんと赤ちゃんが笑顔で楽しく食事をすることが一番大事なことだと、あらためて実感しました。

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この後、話は離乳食の便利グッズや子どもの好き嫌いに発展・・次回は、好き嫌い編をお届けしますのでお楽しみに!

取材協力:Café ZIKKA

IMG_0163http://yoshidacoffee.com/
札幌市清田区平岡公園東11−12(GoogleMapを見る
Tel/Fax:011-882-7018
10:00~20:00/水曜定休
P有 約30台

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WRITER

[食べること、作ること、食べている人の笑顔が好きな]
保育士/幼児食アドバイザー。 

海と歴史の街、函館市出身。5人姉妹の3女として、明るく賑やかな家庭で育ったムードメーカー。大学卒業後、大手菓子メーカーで接客にたずさわり、お客様の笑顔を見ることがよろこびでした。
現在は、3姉妹の子育て中。子育てを機に、食への興味が深まり、日々のご飯にちょっとした工夫を取り入れるように。子育てをしながら保育士と幼児食アドバイザーの資格を取得し、あきらめずに続けることの大切さを感じました。
子育て中のお母さんや、これからお母さんになる人たちが、日々の食卓を子どもと笑顔で囲めるように・・子育てと保育士の経験から、毎日のご飯に生かせるヒントや、食の楽しさやおいしさを伝える記事をつづっていきます。

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